相撲インカレ(Cクラスを中心に)
11月5、6日大阪府堺市大浜公園相撲場で全国学生相撲選手権(インカレ)が行なわれました。今回ははじめて全日程見てきましたが、母校九州大学も出場した初日(団体戦Cクラス)を中心に、思った事などを。
まずは上の画像を。Cクラスのトーナメントです。出場13校。国技館開催の時に比べて大浜開催では出場校が少なくなる傾向があるようですが、それにしても少ない。しかもこの中から奈良県立医科大学と大阪歯科大学が団体戦当日棄権となり、実際には11校の出場。私が現役の時には、Dクラスが10校とかになる事もあった事を思えば、学生相撲の裾野がだいぶしぼんでしまっているような気がします。寂しい限り。
一回戦
×関西大学2-3九州大学○
さて、我が九州大学は西日本選手権不出場という事もあり、Cクラスの中でも一番下からの出場となりました。出場校数の関係で唯一の一回戦の対戦相手は関西大学。なんとか接戦をものにしました。私が現役の頃などは関西大学はちょっと勝つのは難しかった相手でしたが、今はセレクションはやってないのでしょうか。
二回戦
○大阪大学(棄権)大阪歯科大学× ○東北大学3-2日本医科大学× ○東京医科大学(棄権)奈良県立医科大学× ○愛知学院大学5-0九州大学×
前述の通り大阪歯科大と奈良医大は棄権。なんと愛知学院がこの位置からスタート。今年の西日本選手権の成績を考えると、この位置からスタートというのは何とも不可解。ちなみに最終的にはBクラスの準々決勝まで進んだのですから、こんな位置で負けるわけが無いといったところか。九大は一点くらいは取ってくれれば、と応援しましたが、やはりちょっと厳しかったです。とはいえ負けた相撲も全く一方的な負けというわけではなかったのですが。
三回戦
○立教大学3-2大阪大学× ×京都大学1-4東北大学○ ○防衛大学校4-1東京医科大学× ×名古屋大学2-3愛知学院大学○
ここで勝つとCクラスベスト4、翌日のBクラスに進出です。Cクラスの顔ぶれを見れば名古屋大学もベスト4に残れる力はあると思いましたが、ここで愛学と当たってしまいました。その他、立教、東北、防衛がベスト4。
準決勝
○立教3-2東北× ×防衛1-4愛学○
決勝
×立教1-4愛学○
というわけで、愛知学院が順当にCクラス優勝となりました。ただ、戦前はこの顔ぶれなら愛学がCクラスぶっちぎるんじゃないかと思ってたんですけど、名古屋は2点、防衛や立教も1点は取ってたので、思っていたよりは力の開きは無いのかなと思いました。あと、やっぱり国公立系の動向は気になるところですけど、やっぱり防衛は地力があるなという印象。翌日のBクラスでも一回戦慶應大学に勝ち、二回戦早稲田大学に2-3で惜敗していました。
それと、今回はじめてBクラスAクラス全部見たんですけど、特にAクラスの予選、決勝と進むにつれて感じるあの異様な雰囲気は、ある意味すごいなと思いましたけどその事についてはまたいずれ。
国公立雑感
5月22日に川崎で行なわれた、全国国公立大学対抗相撲大会を見てきたので、結果とちょっとした感想等を。今更ですけど。
団体戦
防衛大、東大、名大、埼玉大、北大、東北大、阪大、広大、九大の全9大学が出場。京大は部員が2人しかおらず、団体戦不出場。同様に、奈良医大も個人戦のみの出場。
出場9大学を二つのグループに分け、リーグ戦上位2大学が決勝トーナメントに進む。グループ分けは、シード校として防衛大、埼玉大をA、東大、名大をBとし、他の大学は前日のレセプションの時に抽選が行なわれた。グループ分けおよび予選リーグの結果は以下の通り。
- A組:1位埼玉大(3勝10点)、2位防衛大(2勝11点)、3位東北大(1勝8点)、4位北大(0勝1点)
- B組:1位東大(4勝15点)、2位名大(3勝16点)、3位九大(2勝9点)、4位阪大(1勝5点)、5位広大(0勝5点)
準決勝
- 埼玉大2−3名古屋大
- 防衛大3−2東京大
どちらも、グループ2位で勝ち上がってきた大学が勝つという結果に。
三位決定戦
埼玉大3−2東京大決勝
防衛大3−2名古屋大防衛大学校は2年連続6回目の優勝。
前述の通り、決勝トーナメントは予選グループ2位で勝ち上がってきた大学が勝利しました。予選も含めて、この上位4校の対戦はすべて3-2で決しており、実力的にも拮抗していると感じました。しかし、この4校と他の大学では、埼玉大ー東北大が3-2だった(もっとも、埼玉大は5人エントリーの内一人棄権で4人で戦っていた事情もありますが)以外は、全部5-0か4-1で、ちょっと実力差があるようにも思いました。
最後に、一応九大のOBですので九大の成績をまとめました。
- 4-1阪大
- 1-4東大
- 1-4名大
- 3-2広大
今回も、在学OB特例(正式名称は知りませんが、出場年限を過ぎたOBが大学院進学や留年で学内にいる場合に、団体戦のメンバーが足りない時に限り、団体戦にのみ出場できる制度)1人を含む4人での戦い。去年の七大戦もそうだったけど、やはり5人そろえないとなかなかきつい。東大名大にもう1点でも取れれば、と思った。負けたのも決して悪い相撲でもなかったと思うので。
新人戦
今回20人のエントリーのあった新人戦の優勝者は、埼玉大の中曽根選手。高校相撲経験者のようです。国公立の新人戦は、それこそ4月から相撲を始めたばかりの素人の割合も高いので、ここで経験者が負けるわけにはいかないでしょう。これは今回に限った話ではないです。今までも経験者が出てきたらたいてい勝ってます。
なお、国公立戦における新人の定義は、「今まで国公立戦に出た事が無い選手」ということらしいです。これは上述の高校相撲経験者だけでなく、例えば去年の国公立が終わったあと入部し、その後の大会では普通にレギュラーとして活躍した選手でも、出場する事が出来、こういう選手が優勝した前例もあります。
個人的には、国公立戦の新人戦の意義を考えると、ここは4月に大学に入ってほぼ同じ時期に相撲をはじめた人に参加資格をしぼった方がいいような気がします。あるいはもうちょっと広げて、公式戦にはじめて出る人に限定するとか。
とはいえ、本当にそうすると出場者がかなり少なくなってしまうのも事実で、今年に関していえば1年生として登録している選手が7人(うち4人が防衛大)という、なかなか厳しい状況。
ちなみに九大からはエントリー無し。新人が欲しい。
個人戦
埼玉大学には高校相撲経験者が2人おり、この2人が団体戦からず〜っと負け知らず。個人戦でも順当に勝ち上がって決勝で対戦し、児玉選手が中曽根選手を降し優勝しました。個人単位で見ると、この二人が実力的には抜きん出てるなと感じました。ただし、他の選手が全く歯が立たないかというとそうでもなく、他大学もエース格の選手では善戦する場面もありました。
ここ数年、高校相撲経験者も強豪相撲部のある私立大学ではなく敢えて国立大という選択肢を選ぶ選手も増えてきているようです。埼玉大だけでなく、今回の国公立には出てきていませんが、高知大、和歌山大にも選手がいるようです。もしかしたら国公立戦はレベルが違いすぎてお呼びでないのではないか、と思われているのかもしれませんが、このような選手の存在が、国公立全体のボトムアップに繋がると思うので、可能であれば国公立戦にも出てきてほしいと思います。
最後に九大の選手について。2年生の橋本君がベスト8に残ったのが九大では最高。彼はまだまだ相撲は荒いですけど、着実に力はつけていると思います。2年生でベスト8まで残れば立派なもんでしょう。ちなみに僕は大学4年間で国公立はベスト16が最高でしたけどね!
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