我々九州大学相撲愛好会は、国技相撲を通しての心身の鍛練およびその普及活動を目的とし、一九九四年に設立しました。つまりまだ出来てから十年も経っていない、割と新しい部です。活動内容としては、週三回、水、金、土曜日の午後六時から大濠公園近く、福岡武道館の中にある土俵にて稽古を行っています。稽古には我々相撲愛好会だけでなく、他大学の学生や社会人なども参加して行われています。この他、夏休みには遠方の大学と合同で合宿を行ったり対抗戦を行ったりして、親睦を深めています。去年の合宿は三重県の答志島で、名古屋大学や東京大学、東北大学、北海道大学、筑波大学の各相撲部と合同で行われました。学生相撲の大会や、県内の大会などにも参加し、去年は西日本学生の体重別の大会で三位に入賞(六十五キロ級)や、県民体育大会個人戦で準優勝といった実績を上げています。
さて、そんな相撲愛好会ですが、当部は歴史的に、慢性的な部員不足に悩んでいます。皆さん、相撲という競技は見るにやぶさかでないと思われますが、実際やってみようと言う人がなんと少ない事か。やはり、全裸に廻し一丁という、相撲独特のスタイルのせいでもあるのでしょう。これは、何も武器などを持たず、自分の体一つで力と技を競うという、相撲の原理の表れに他ならないと思っています。
学部生の部員が欲しいのは言うまでもありませんが、この文の冒頭で述べたように、我々は国技相撲の普及も目的としています。すなわち、大学院生や研究生、さらには教職員(笑)の方々で、ぜひとも相撲をやってみたい、と言う方がいらしたら、我々はいつでも歓迎します。現在部員は皆大学院生で、忙しい中どうにか時間をとって稽古に参加しています。稽古は週三回やっていますが、都合がつく日だけでもかまいません。興味のある方は是非一度、見学にきてください。そして、廻しを巻いて実際に体験してみてください。本格的にやって実際に大会に出てみたいという方や、週に一回身体を動かしたいという方など、どなたでもお待ちしています。
九州大学相撲愛好会主将 理学部4年 木村洋之 皆さん初めまして。九州大学相撲愛好会主将の木村です。 九月になり残暑のきびしい今日この頃ですが、今回は ある意味で九大一暑苦しいサークル、九大相撲愛好会 について紹介させていただきます。 まず、会の概要を説明しましょう。現在創立4年目 ※5年目です で部員数5名、団体戦のメンバー1セットがやっとそ ろうくらいです。練習は水曜日から土曜日までの週4 回、18時から21時まで福岡武道館内の土俵でやってい ます。練習内容は四股、鉄砲、腕立てふせ、ぶつかり 稽古、三番稽古といったところです。重要な大会は全 国国公立大学選手権、西日本学生相撲選手権、体重別 選手権、インカレの年4回です。 さて、我々相撲愛好会は常に部員不足に悩まされて います。なぜこんなに相撲というスポーツが人気がな いのか、理由は色々あるでしょう。独特のスタイルと か世界観であるとか。まぁ、そんなわけで我々は毎年 勧誘には苦労しているのです。 実をいうと、今年は非常にきわどい年でした。去年 まで我々の会は4年生が4人、3年生が1人でしたが、 ※4年は5人です 今年は1人、つまり私ですが、になってしまったので す。私が相撲愛好会に入って以来、誰も入部してこな かったのです。一人では四股をふむことくらいしかで きません。 私は多少ヤケになって、もし今年も誰も入らなかっ たら剣道でもしようかと思って、木刀を買い、毎日素 振りをしていました。私の素振りは普通の素振りとは ちょっと違います。タイヤを固定し、それをひたすら 打ち続けるのです。八双に似た構えで、蜻蛉の構えと 言うのですが、右手を天に向かって真っ直ぐのばし、 左手を右肘に添えるという形です。この構えでタイヤ を左右に打ち続けます。木刀を振るときには同時に腰 を膝がつくまで下ろします。この稽古は素振りとスク ワットを同時にやっているようなもので、示現流の一 派で野太刀自顕流の続け打ちという練習法です。昔の 人はこの稽古を朝三千本、夜八千本やったと言われて いますが、私は三千回ぐらいでクタクタになってしま います。 我々相撲愛好会の知名度はそう低くはないと思うの ですが、にもかかわらず部員がいないのは我々の愛好 会に対するイメージが悪いからでしょうか。新入生の 前で黙って四股をふんだりしたのが悪かったのでしょ う。マワシ姿の男が黙々と四股をふむのは我々にとっ ては自然な姿でも、新入生にとっては不気味だったの かもしれません。 とにかく、示現流の一人稽古をしなければならない ほど相撲愛好会は危機的状況でした。そんな時です。 NHKから九大相撲愛好会について取材させてほしい という依頼があったのは。 稽古風景を撮ってもらい、相撲の魅力は何かという 難しい質問にも答えました。そして、その結果をみて 驚きました。さすが天下のNHKです。編集されて、 これ以上ないくらいに、私がいい男に映っているでは ないですか。みていて恥ずかしいほどでした。 我々はNHKに後押しされる形で、一生懸命に勧誘 をしました。熱心な勧誘で3人が新たに入会し、九大 相撲愛好会は潰れずにすみました。そして現在では大 会で好成績を残すことを夢見て、新入部員とともに四 股をふんでいるのです。 我々の話は電波にのって全国にも流れたそうです。
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◯…12チームが参加した2部団体では、初出場の九 州大が4チームで争う決勝トーナメントへ進出。惜し くも準決勝で関大に敗れたが、ひるまずに前進する相 撲はさわやかだった。13時間の船旅の末、大阪へ到着 したのはこの日の早朝。しかし主将の立川は「実力以 上の力が出せた」と全く疲れを感じていない様子。「こ の調子で実績を積めば、(現在の愛好会から)部への昇 格を果たせる」と意気込みを新たにしていた。
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